NO.173 長期分割弁済

<事案>

 クレジットカード2社,合計債務300万円の分割による支払の事案。失業期間中に借金が膨らんでしまい、就職先が決まるも、自分で生活再建が困難なことから当事務所にご相談に来られました。ご依頼者は月々5万円以内であれば返済していくことが出来るため、毎月の返済が5万円以内になるように交渉にあたりました。しかし,月額希望金額以内での和解交渉は,長期間の分割になるため,貸金業者が難色を示し,交渉は難航すると思われました。

 

 

<解決に至るまで>

各社の債務額と和解内容(概要)
○A株式会社
 残債務額:約90万円 分割和解:15,000円 × 60回払い
○B株式会社
 残債務額:約204万円 分割和解:34,000円 × 60回払い

 

 

<最終的な結果>

 ご本人は,当事務所に来る前は,毎月20万円近く返済していました。しかし,当事務所で任意整理の手続きを行ない、毎月の返済を5万円以内に抑えることが出来,ご本人様は,この金額なら無理なく返済していくことが出来ると喜ばれました。また,経過利息(注1)一部カットと将来利息(注2)なしで和解することができました。

 

【用語説明】
(注1)「経過利息」
 受任通知発送後,貸金業者との和解成立までに発生する利息・損害金のこと。
 貸金業者によって異なるが,経過利息の全額免除は難しい傾向がある。
(注2)「将来利息」
 貸金業者との和解成立後,完済するまでの間に発生する利息のこと。
 当事務所では,原則将来利息なしで和解をしている。将来利息が発生しないので,任意整理中は,債務は増えることはなく,弁済で減っていく一方になる。

 

 

 

 

 

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