NO.81 6年以上の長期分割弁済

<事案>

銀行1社残債務240万円の分割による支払の事案。ご依頼者様が月々約3万円での弁済を希望し,長期間の分割支払和解は貸金業者が難色を示し,交渉は難航すると思われました。

 

 

<解決に至るまで>

各社の債務額と和解内容(概要)

○三菱東京UFJ銀行(保証会社:アコム株式会社)

残債務額:約240万円   分割和解:3万1000円 × 78回(6年半)払い

 

 

<最終的な結果>

債務額と本人のご希望から任意整理での解決を選択しました。長期(78回,6年半)分割弁済での提示となり,債権者が難色を示すと思われましたが,当方で弁済案を作成し,積極的に交渉を進めたこともあり,何とか経過利息(注1)一部カットと将来利息(注2)なしで和解することができました。

 

 

<担当者から>

インターネット掲示板などで,「破産すると財産全部なくなる」との書き込みを見かけます。本来的自由財産(注3)や自由財産拡張申立がありますので,上記は正しくありません。かといって,何でも自由財産・自由財産拡張となるわけではありません。自由財産とその拡張については,破産法と破産手続運用の正しい理解と知識が必要です。破産事件を多く手がける弁護士へのご相談をお勧めします。

 

 

【用語説明】

(注1)「経過利息」

受任通知発送後,貸金業者との和解成立までに発生する利息・損害金のこと。 貸金業者によって異なるが,経過利息の全額免除は難しい傾向がある。

(注2)「将来利息」

貸金業者との和解成立後,完済するまでの間に発生する利息のこと。 当事務所では,原則将来利息なしで和解をしている。将来利息が発生しないので,任意整理中は,債務は増えることはなく,弁済で減っていく一方になる。

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