ニッテレ債権回収への対応について
ニッテレ債権回収株式会社は,NTSホールディングス株式会社の完全子会社である債権回収会社です。クレジットカードを作った会社でもなく,心当たりがないからと無視してしまいがちですが、ニッテレ債権回収会社から連絡があるということは、何らかの支払を催促する連絡である可能性が高く、「手遅れになる前に」早めに対応されることをお勧めします。
対応方法
1 状況の確認
ニッテレ債権回収からは,電話または郵便により連絡があります。①主に、ドコモdカード、DCMX、クレディセゾン等のクレジットカードを利用した際の立替金が未払いの場合にその回収を受託したこと,②返済の督促,③電話での連絡要請,という内容です。
まず,①について,(ア)借入した業者名,(イ)いつごろ借入をした,(ウ)最後の返済はいつごろか,を思い出してください。次に、②について,請求額(金額)を確認してください。さらに,③については、とても重要です。ご自身で電話連絡することは避けて、ただちに,弁護士事務所へ相談予約の電話をしてください。
2 弁護士事務所への相談予約の電話
近くの弁護士事務所へ電話をして、早期に予約が取れる事務所へ相談してください。そのとき,ニッテレ債権回収から請求があったこと,可能であれば上記①のアイウと②を伝えてください。
3 注意点(厳禁です)
上記1にも書きましたが,ご自身でニッテレ債権回収の連絡先へ電話をすることは厳禁です。ニッテレ債権回収から連絡があるということは,あなたご自身は返済を長く延滞し,裁判をされる寸前で,不利な状況です。これに対し,ニッテレ債権回収は,債権回収会社であり担当者はその道のプロです。ご自身で電話をして債権の存在をうっかり認めてしまうと,あとで取り返しのつかないことになりかねません。最善の方法は,ご自身で対応せずに弁護士に対応を任せることです。
ニッテレ債権回収とは?
1 どんな会社?
ニッテレ債権回収株式会社は,NTSホールディングス株式会社が100%出資する債権回収会社です。取引先であるドコモ、DCMX、クレディセゾン、ソフトバンク、ローソンCSカード、その他各銀行・リース会社・クレジット会社から主に債権の管理・回収業務を受託しており、返済が滞るとニッテレ債権回収がそれらの会社から委託を受けて督促をします。また、医療機関、地方公共団体、電力・ガス会社の集金代行業務も受託しています。
2 ニッテレ債権回収の特徴
グループの関連法人には、弁護士法人をはじめとする士業グループも存在しており、違法もしくは執拗な取り立てはしてきませんが、ご自身での対応には限界があり、早期に専門家である弁護士に対応を任されることを強くお勧めします。