NO.147 長期かつ少額の分割弁済
<事案>
消費者金融3社,クレジットカード2社,約210万円の分割による支払の事案。ご依頼者様が月々3万6000円での弁済を希望し,長期間かつ少額での分割支払和解は貸金業者が難色を示し,交渉は難航すると思われました。
<解決に至るまで>
各社の債務額と和解内容(概要)
○株式会社オリエントコーポレーション
残債務額:約10万円 分割和解:3000円 × 36回(3年)払い
○アコム株式会社
残債務額:約50万円 分割和解:8000円 × 62回(約5年)払い
○SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
残債務額:約43万円 分割和解:7200円 × 60回(5年)払い
○新生フィナンシャル株式会社
残債務額:約75万円 分割和解:1万2000円 × 63回(約5年)払い
○楽天カード株式会社
残債務額:約37万円 分割和解:6200円 × 60回(5年)払い
<最終的な結果>
本人のご希望から任意整理での解決を選択しました。長期(約5年)かつ少額での分割弁済での提示となり,債権者が難色を示すと思われましたが,当方で弁済案を作成し,積極的に交渉を進めたこともあり,何とか経過利息(注1)一部カットと将来利息(注2)なしで和解することができました。
【用語説明】
(注1)「経過利息」
受任通知発送後,貸金業者との和解成立までに発生する利息・損害金のこと。
貸金業者によって異なるが,経過利息の全額免除は難しい傾向がある。
(注2)「将来利息」
貸金業者との和解成立後,完済するまでの間に発生する利息のこと。
当事務所では,原則将来利息なしで和解をしている。将来利息が発生しないので,任意整理中は,債務は増えることはなく,弁済で減っていく一方になる。
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