NO.167 保証債務の任意整理

<事案>

 日本政策金融公庫の保証債務につき任意整理をした案件。

 

 

<解決に至るまで>

各社の債務額と和解内容(概要)
○日本政策金融公庫
 残債務額:約550万円  和解内容:84万円を支払うことで残保証債務免除

 

 

 

 

<最終的な結果>

 会社の借入につき保証した保証債務についての債務整理です。
個人再生(注1)か任意整理(注2)か悩ましい案件でしたが,本人のご希望と状況を精査した結果,任意整理での解決を選択しました。本人の収入と支出,生活の状況などを債権者に報告して具体的な和解金額につき交渉し,84万円を一括で支払うことで残額免除の和解に至りました。
個人再生では最低でも債権者に100万円を支払う必要があるので,任意整理を選択したことで結果的に支払金額(84万円)を抑えることができました。

 

 

 

【用語説明】

(注1)個人再生(小規模個人再生,民事再生法第13章以下)
 消費者金融やクレジットの総債務額を減額した最低弁済額を原則3年で分割弁済することで,消費者金融やクレジット残額の免除を受ける手続。なお,最低弁済額は原則,①100万円,②債務額の5分の1,③清算価値分(=財産の総額),以上の①~③のいずれか高い金額となる。
(注2)任意整理
 裁判所の手続によらず,債権者と交渉することで,債務額の確定と返済方法につき合意する手続。

 

 

 

 

 

 

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