NO.186 払可能額の少ない任意整理

<事案>

 大手消費者金融2社,合計約100万円の分割による支払の事案。ご本人が試用期間中で月々の支払可能額が少ないため,交渉が難航するかと思われました。

 

 

<解決に至るまで>

各社の債務額と和解内容(概要)
○アイフル株式会社
 残債務額:約35万円  分割和解:6000円 × 58回(約5年)払い
○アコム株式会社
 残債務額:約65万円 分割和解:1万4000円 × 48回(4年)払い

 

 

 

<最終的な結果>

 本人のご希望から任意整理での解決を選択しました。アコムは,残債務額が多いため,月々の支払額の増額を主張していました。当方で弁済案を作成して,さらに勤務状況と収支を説明して交渉をしました。その結果,将来利息(注1)と経過利息(注2)なしで,ご本人希望が希望した月総額2万円の支払で和解することができました。

 
【用語説明】
(注1)「将来利息」
 貸金業者との和解成立後,完済するまでの間に発生する利息のこと。
 当事務所では,原則将来利息なしで和解をしている。将来利息が発生しないので,任意整理中は,債務は増えることはなく,弁済で減っていく一方になる。

(注2)「経過利息」
 受任通知発送後,貸金業者との和解成立までに発生する利息・損害金のこと。
 貸金業者によって異なるが,経過利息の全額免除は難しい傾向がある。

 

 

 

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