NO.189 取引期間の短い業者の任意整理

<事案>

 大手消費者金融1社,カード会社1社,合計約50万円の分割による支払の事案。1社は取引期間が短いため,交渉は難航すると思われました。

 

 

<解決に至るまで>

各社の債務額と和解内容(概要)
○アイフル株式会社
 残債務額:約24万円  分割和解:6500円 × 36回(3年)払い
○株式会社オリエントコーポレーション
 残債務額:約25万円  分割和解:7000円 × 36回(3年)払い

 

 

 

<最終的な結果>

 本人のご希望から任意整理での解決を選択しました。オリエントコーポレーションは,取引期間が短く受取利息が少ないため,将来利息(注1)を付けることを強く主張していました。当方で弁済案を作成し,先に他社と経過利息一部カットと将来利息なしで和解後,オリエントコーポレーションとじっくり交渉をしました。その結果,将来利息(注2)なしで和解することができました。

 

 

 

 

【用語説明】
(注1)「将来利息」 
 貸金業者との和解成立後,完済するまでの間に発生する利息のこと。
 当事務所では,原則将来利息なしで和解をしている。将来利息が発生しないので,任意整理中は,債務は増えることはなく,弁済で減っていく一方になる。
(注2)「経過利息」 
 受任通知発送後,貸金業者との和解成立までに発生する利息・損害金のこと。
 貸金業者によって異なるが,経過利息の全額免除は難しい傾向がある。

 

 

 

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