NO.297 債権者との任意交渉で、元本固定により毎月の返済額が減額できた事案

<事案> 

 クレジットカード2社,合計債務約143万円の分割支払の事案です。 相談者は、コロナで減収され、支払い不能となりました。知人から弁護士に相談するように勧められ、当事務所に相談に来られました。

<解決に至るまで>

各社の債務額と和解内容(概要)

○アコム

 残債務額:約45万円 分割和解:13,000円 × 35回払い

○アビリオ債権回収  残債務額:約98万円 分割和解:27,200円 × 36回払い

<最終的な結果>

 ご本人は、コロナで減収され、月収が手取り10万円で返済額が8万円、生活費の工面もできず、精神的に追い込まれて相談にこられました。しかし、当事務所で任意整理の手続きを行ない、毎月の返済が約4万円で交渉成立できました。ご本人は、最悪5万の原資予定でしたが、当事務所が困窮の事情を丁寧に説明するに至り、各債権者も納得いただけました。当然、将来利息(注1)をカットすることもでき、相談者は大変喜ばれました。

【用語解説】

(注1)「将来利息」 

 貸金業者との和解成立後,完済するまでの間に発生する利息のこと。

 当事務所では,原則将来利息なしで和解をしている。将来利息が発生しないので,任意整理中は,債務は増えることはなく,弁済で減っていく一方になる。

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