NO.536 債務整理 ⇒ 長期分割弁済

<事案>

 消費者金融2社,約300万円の分割による支払の事案。ご依頼者様が月々約6万円での弁済を希望し,長期間の分割支払和解は貸金業者が難色を示し,交渉は難航すると思われました。

<解決に至るまで>

各社の債務額と和解内容(概要)

○ポケットカード株式会社

 残債務額:約210万円 分割和解:3万5000円 ×60回(約5年)払い

○楽天カード株式会社

 残債務額:約120万円 分割和解:2万円 ×60回(約5年)払い

<最終的な結果>

 ご本人が,クレジット会社に任意整理の申し入れをしたそうですが,受けられないと断られたため,ご来所されました。

 長期(約5年)分割弁済での提示となり,債権者が難色を示すと思われましたが,当方で弁済案を作成し,積極的に交渉を進めたこともあり,何とか経過利息(注1)一部カットと将来利息(注2)なしで和解することができました。

<担当者から>

 ご本人から業者に対し,任意整理の申し入れをすることはできます。しかし,業者に拒否される,または,弁護士介入よりも不利な条件で和解を求められることも多いようです。

 業者との交渉はお任せください。

【用語解説】

(注1)「経過利息」 

 受任通知発送後,貸金業者との和解成立までに発生する利息・損害金のこと。

 貸金業者によって異なるが,経過利息の全額免除は難しい傾向がある。

(注2)「将来利息」 

 貸金業者との和解成立後,完済するまでの間に発生する利息のこと。

 当事務所では,原則将来利息なしで和解をしている。将来利息が発生しないので,任意整理中は,債務は増えることはなく,弁済で減っていく一方になる。

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