NO.541 債務整理 ⇒ 400万円を超える債務の分割弁済
<事案>
消費者金融1社,クレジットカード会社3社,約450万円の分割による支払の事案。ご依頼者様が月々約8万円での弁済を希望し,多額かつ長期間の分割支払和解は貸金業者が難色を示し,交渉は難航すると思われました。
<解決に至るまで>
各社の債務額と和解内容(概要)
○楽天カード株式会社
残債務額:約90万円 分割和解:1万5000円 ×60回(約5年)払い
○アコム株式会社
残債務額:約150万円 分割和解:2万5000円 ×60回(約5年)払い
○ニッテレ債権回収株式会社
残債務額:約90万円 分割和解:1万5000円 ×60回(約5年)払い
○SMBCファイナンスサービス株式会社
残債務額:約120万円 分割和解:2万円 ×60回(約5年)払い
<最終的な結果>
ご本人は,個人事業をされており,「大変な時期だが,なんとか事業を続けて行きたい」とのことでした。事業継続のためにも破産手続は取ることができず,また,「できれば分割して全額を支払いたい」とのことでしたので,任意整理で解決を図ることにしました。
長期(約5年)分割弁済,かつ,債務額が大きいため,債権者が難色を示すと思われましたが,当方で弁済案を作成し,積極的に交渉を進めたこともあり,何とか経過利息(注1)一部カットと将来利息(注2)なしで和解することができました。
<担当者から>
事業者の方でも任意整理は可能です。月々の支払いが気になったらご相談をご検討ください。
【用語解説】
(注1)「経過利息」
受任通知発送後,貸金業者との和解成立までに発生する利息・損害金のこと。
貸金業者によって異なるが,経過利息の全額免除は難しい傾向がある。
(注2)「将来利息」
貸金業者との和解成立後,完済するまでの間に発生する利息のこと。
当事務所では,原則将来利息なしで和解をしている。将来利息が発生しないので,任意整理中は,債務は増えることはなく,弁済で減っていく一方になる。
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