NO.592 債務整理 ⇒ 少額かつ長期分割弁済

<事案>

 クレジットカード会社2社,約47万円の分割による支払の事案。ご依頼者様が月々約7000円での弁済を希望し,少額かつ長期間の分割支払和解は貸金業者が難色を示し,交渉は難航すると思われました。

<解決に至るまで>

各社の債務額と和解内容(概要)

○アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド

 残債務額:約18万円 分割和解:5000円 ×36回(3年)払い

○ライフカード株式会社

 残債務額:29万5000円 分割和解:5000円 ×59回(約5年)払い

<最終的な結果>

 本人のご希望から任意整理での解決を選択しました。長期(約5年)分割弁済での提示となり,債権者からは,最低弁済額(月5000円)以上でないと和解を受けることはできないとのことでした。当初予定から3000円の増加になりますので,ご本人に説明し,ご本人が「頑張って返していきます」とのことでしたので,経過利息(注1)一部カットで,何とか和解が成立しました。

【用語解説】

(注1)「経過利息」 

 受任通知発送後,貸金業者との和解成立までに発生する利息・損害金のこと。

 貸金業者によって異なるが,経過利息の全額免除は難しい傾向がある。

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