NO.123 過払回収 三菱UFJニコス

<事案>

 三菱UFJニコスに対する過払い請求(完済)。
 取引の分断(注1)や消滅時効(注2)はありませんが,過払い金の金額が250万円超えているため,相手方からの減額交渉と長期化の可能性がありました。

 

 

<解決に至るまで>

各社の過払金額と和解
○三菱UFJニコス 1,997,014 680,620 2,677,634
 引き直し計算額:2,677,634円 和解額:2,600,000円 2か月後支払い

 

 

<最終的な結果>

 三菱UFJニコスからの当初提案は200万円を4か月後支払であったので,訴訟を提起しました。訴訟での主張,訴外での交渉の結果,上記和解額での和解となりました。

 

 

<担当者から>

 すっかり少なくなった過払い金請求ですが,過払い金額が大きい場合は,業者からの激しい抵抗が予想されます。交渉での損失を考えると弁護士に依頼することも検討してみてください。

 

 

【用語説明】

注1「取引の分断」
 貸金業者が過払い請求に対し主張する抗弁。完済までを一つの契約とし,以降の取引とは別個の取引として計算する。一連計算に比べ過払い金は少なくなる。
注2「消滅時効」
 貸金業者が過払い請求に対し主張する抗弁。完済から10年を経過すると完済以前に発生した過払い金の請求ができなくなる。

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