NO.166 破産申立から任意整理への変更

<事案>

 大手消費者金融3社,合計約290万円の分割による支払の事案。当初ご本人は破産を希望されていましたが,申立前に各債権者に支払うことを希望し,任意整理で解決した案件。

 

 

<解決に至るまで>

各社の債務額と和解内容(概要)
○SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
 残債務額:約70万円  分割和解:1万1700円 × 60回(5年)払い
○アコム株式会社
 残債務額:約200万円 分割和解:3万2000円 × 60回(5年)払い
○株式会社セゾンファンデックス
 残債務額:約24万円 分割和解:3700円 × 65回(約5年)払い

 

 

 

 

<最終的な結果>

 本人のご希望から破産から任意整理での解決に変更しました。各債権者は,時間が経過したことに難色示し,一部債権者は将来利息(注1)を付けることを強く主張していました。当方で弁済案を作成し,先に他社と経過利息一部カットと将来利息なしで和解後,将来利息支払を求める業者とじっくり交渉をしました。その結果,将来利息(注2)なしで和解することができました。

 

 

 

【用語説明】

(注1)「将来利息」
 貸金業者との和解成立後,完済するまでの間に発生する利息のこと。
 当事務所では,原則将来利息なしで和解をしている。将来利息が発生しないので,任意整理中は,債務は増えることはなく,弁済で減っていく一方になる。
(注2)「経過利息」
 受任通知発送後,貸金業者との和解成立までに発生する利息・損害金のこと。
 貸金業者によって異なるが,経過利息の全額免除は難しい傾向がある。

 

 

 

 

 

 

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