NO.5 取引の分断のある過払い金請求
<事案>
アコムとSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)に対する過払い請求(完済後)。
2年前後の取引の分断(注1)があり,過払い金が大きく減額される可能性がありました。
<解決に至るまで>
各社の過払い金額と和解
○アコム
引き直し計算額:657,775円 和解額:650,000円 6か月後支払い
○SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)
引き直し計算額:737,240円 和解額:460,000円 4か月後支払い
<最終的な結果>
各取引ともに取引の分断があったため,アコムからの当初提案は23万円,SMBCコンシューマーファイナンスからの提示は25万円と低い金額からの提示となりました。
対案提示と交渉を繰り返し,金額と条件のアップに努めました。
<担当者から>
消費者金融各社は,もはや過払い金請求は終わったと考え,引当金(=過払い金支払の予算)を減らしています。そのため,消費者金融各社は,年々提示額を下げる一方であり,主張できる争点があれば必ず主張し,和解金額の減額をがんばっています。
弁護士に依頼せず過払い請求をすることは可能ですが,業者の主張に反論をする自信がない場合は,弁護士に依頼することも検討してみてください。
【用語説明】
注1「取引の分断」
貸金業者が過払い請求に対し主張する抗弁。完済までを一つの契約とし,以降の取引とは別個の取引として計算する。一連計算に比べ過払い金は少なくなる。
- NO.638 債務整理 ⇒ 完済後の過払金回収
- NO.559 債務整理 ⇒ 完済後の過払い金回収
- NO.522 債務整理 ⇒ 完済後の過払い金回収
- NO.471 債務整理 ⇒ 長期間返済を続けた契約の過払い金回収
- NO.441 不動産を任意売却後に破産申立をおこなった事例
- NO.433 亡くなったご主人の過払金を奥様が取り戻した事例
- NO.427 8社の任意整理手続きと過払金請求によりお金を取り戻した事案。
- NO.424 過払い金回収と分割弁済で月の返済負担が軽くなり、過払金請求で手元にお金が残せた事例
- NO.415 取引履歴が全て開示されなかったが、推定計算により過払金を回収した事例
- NO.392 過払い金回収
- NO.348 債務整理 ⇒ 過払い金回収と任意整理
- NO.288 債務整理 ⇒ 完済後の過払い金回収
- NO.219 完済後の過払い金回収
- NO.203 借金完済後の過払金請求によりお金を取り戻せた事例
- NO.138 過払回収 ニッセン 三菱UFJニコス
- NO.126 過払回収 オリコ
- NO.123 過払回収 三菱UFJニコス
- NO.115 零細業者からの過払い金回収
- NO.111 過払い金回収と残債務弁済
- NO.49 取引の分断と消滅時効のある過払い金請求