NO.431 債務整理 ⇒ 病気療養による収入減と破産申立

<事案>

 病気療養のため収入が減り,生活費の不足で破産申立をした事案。

<解決に至るまで>

債権者数   4社

残債務額   約200万円

財産     特になし

<最終的な結果>

 病気療養のための入院で収入が減り,退院後も正社員として勤務することができなかったため,生活費が不足し,借入をするようになりました。体調がよい時にアルバイトをかけもちして返済に努めましたが,追いつかなくなり破産申立を希望されました。

 生活費の不足を原因として破産申立をする場合,同じことを繰り返さないよう,現状の家計を説明する必要があります。家計収支表(注1)を丁寧に作成して支出を把握し,今後は支出を減らすよう本人にご説明して,生活改善につき裁判所に説明したところ,特に問題なく,無事免責(注2)がされました。

【用語解説】

(注1)家計収支表

 破産申立と個人再生で裁判所から提出を求められる書類。申立直近2か月分の世帯の収入と支出を明らかにする。

(注2)免責 (破産法248条以下)

 破産開始決定時に存在する借入金などの債務につき,支払義務を免れる手続き。

 個人の破産者は,免責不許可事由(破産法252条)がないか,あっても裁量免責相当とならば免責決定を受ける。

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