NO.387 元夫の保証債務と住宅ローンを抱えた方が破産手続をした事案
<事案>
相談者は元夫が事業資金として借入れをする際に、保証人となりました。その後、相談者名義で住宅ローンを組んで生活していましたが、離婚することになり、当事務所にご相談に来られました。
<解決に至るまで>
債務内容
元夫の保証債務 約1700万円
住宅ローン 約2300万円
その他の債務 約130万円
財産
自宅不動産(オーバーローン)
<最終的な結果>
相談者は、不動産を所有していましたが、明らかなオーバーローンであったため、同時廃止事件(注意1)として破産申立を行いました。詳細な聴き取りで申立書を作成し、特に問題なく無事に免責の許可決定がおりました。
【用語解説】
(注1)オーバーローン不動産
所有不動産が,下記①または②にあたる場合は,「オーバーローン不動産」として価値なしとする。したがって,財産がオーバーローン不動産のみの場合は,同時廃止事件として申立をすることができる。
①担保付不動産の被担保債権額の残高が固定資産税評価額の2倍を超える
②上記①の割合が1.5~2.0の間の場合は,被担保債権額の残高が不動産業者の査定額の1.5賠を超える
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