NO.575 債務整理　⇒　代表者の早期破産申立

＜事案＞

　会社の代表者。できれば早く破産手続を終えたいと希望した方の事案。

＜解決に至るまで＞

債権者数　　　１３社

残債務額　　　約１億３９００万円（会社の保証債務を含む）

財産　　　　　特になし

＜最終的な結果＞

　ご本人は，会社の代表者で，会社と共に破産申立てを希望されました。ご本人は，心身共に疲れ切っており，早く申立てをしてほしい，とのことでした。

　会社の債権者数は約１００社，本店・支店の退去・明渡があり，従業員解雇，売掛金の回収など多くの業務がありましたが，可能な限り急ぎ，本店明渡及び従業員への未払い給与支払いから２週間で，会社・代表者共に破産申立をしました。

　会社の方は，未払の税金の確定のことがあるため，破産管財人（注１）の質問や照会が続きましたが，代表者については，直前の財産の動き等を丁寧に説明したことで，破産手続は円滑に進み，第１回債権者集会の終了後，免責決定がされました。

＜担当者から＞

　代表者については，第１回の債権者集会で破産手続きは終了し，免責がされました。

　会社は，第２回目の債権者集会が予定されていますが，代表者様は，ご自身の分が終了し，少し安心されたようです。

【用語解説】

（注１）破産管財人

　破産手続で，破産財団に属する財産の管理及び処分をする権利を有する人（破産法２条１２項）。管轄裁判所が破産管財人名簿に登録された弁護士から選任する。

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社会人ならできれば経験したくない自己破産に追い込まれ途方に暮れておりましたが、塚井、中村両先生に、①解り易い、②当方の落ち込んでいる気持ちを軽くする目線での会話で接して頂き、助かっています。