NO.159 うつ病により就労困難な状態になり、生活費補填のために借金が膨らんでしまった事例
<事案>
相談者は、大学を卒業後大手金融機関に就職しましたが、体調不良とうつ病により就労困難な状態になってしましました。主治医からは現在の勤務先での就労は困難ではないかとの意見もあり、退職し、次の仕事を探すことにしました。しかし、すぐには見つからず、次の就職が決まるまでの生活費や住居費を抑えるための引越などでカードを使用してしまい、借金が膨らんでいってしまいました。自力での生活再建は困難な状況であることから当事務所にご相談に来られました。
<解決に至るまで>
債権者数 15社
残債務額 約800万円
<最終的な結果>
債権調査の結果、奨学金などの負債も含め、約800万円の負債があることが分かりました。相談者の現在の収支状況では既に支払い不能の状態であり、特にめぼしい財産もなかったため、同時廃止の手続きで破産の申立を行いました。
裁判所からは今後も同じことを繰り返さないよう、生活再建策を提出するように求められましたが、相談者自身も今後の生活の立直しを真摯に検討し裁判所に報告のうえ、無事免責の許可決定が下りました。
【用語説明】
(注1)同時廃止事件 (破産法216条1項) 通称「同廃事件」
破産者の財産が少なく,破産手続の費用の捻出ができない場合に,破産開始決定と同時に破産手続を終わらせる決定をする手続。裁判所の書面審査のため,原則申立時に必要資料をすべて提出し,事細かに報告する必要がある。
<お客様の声>
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自宅から近く、相談するのに適していると感じたため。 | ||
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