NO.506 債務整理 ⇒ ご本人の希望で個人再生

<事案>

 就職活動中の生活費捻出のため,借入が増えてしまい,ご本人の希望で小規模個人再生(注1)を申し立てた事案。

<解決に至るまで>

債権者数 3社

残債務額 消費者金融・クレジットカード 490万円

資産   特になし

収入状況 収入月20万円

<最終的な結果>

 就職活動中の生活費捻出で増えた借入金につき,支払がかさみ,支払不能になるおそれがあったためご来所されました。ギャンブルも浪費もありませんが,ご本人の希望で小規模個人再生での解決を図ることにしました。

 勤務先に就職したばかりでしたので,今後の収入予測も含め,収入と支出を確認して支払可能性(注2)を検討しました。ある程度の収入があり,安定した勤務先であるため,履行可能性は高いと判断し,報告書にまとめて裁判所に申立を行いました。裁判所から履行可能性に関する指摘はなく再生開始決定,再生計画認可決定となりました。

 

【用語解説】

(注1)小規模個人再生(民事再生法第13章以下)

 消費者金融やクレジットの総債務額を減額した最低弁済額を原則3年で分割弁済することで,消費者金融やクレジット残額の免除を受ける手続。

(注2)履行可能性

 個人再生手続で,弁済計画に基づく返済が継続できる可能性のこと。個人再生手続では最も重視されるポイント。

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