NO.554 不債務整理 ⇒ 住宅特則付き個人再生とギャンブル

<事案>

 ギャンブルで浪費してしまい,支払不能になるおそれがあったため,住宅特則付き小規模個人再生(注1)を申し立てた事案。

<解決に至るまで>

債権者数  14社

残債務額  消費者金融・クレジットカード 1000万円

住宅ローン 2700万円

資産    自宅

収入状況  収入月24万円

<最終的な結果>

 ギャンブルで浪費してしまい,消費者金融とクレジットカードの支払がかさみ,支払不能になるおそれがあったためご来所されました。借入のほぼ全額がギャンブルで,あと住宅ローンもあったので,住宅特則付き小規模個人再生での解決を図ることにしました。

 まず,ギャンブルをきっぱりとやめていただき,収入と支出を確認して支払可能性(注2)を検討しました。ある程度の収入があり,安定した勤務先であるため,履行可能性は高いと判断し,報告書にまとめて裁判所に申立を行いました。裁判所から履行可能性に関する指摘はなく再生開始決定,再生計画認可決定となりました。

 

<担当者から>

 ギャンブルで浪費していても個人再生手続は可能です。ご検討ください。

【用語解説】

(注1)住宅特則付き小規模個人再生(民事再生法第13章以下)

 住宅ローンはそのまま払い続け,消費者金融やクレジットの総債務額を減額した最低弁済額を原則3年で分割弁済することで,消費者金融やクレジット残額の免除を受ける手続。

(注2)履行可能性

 個人再生手続で,弁済計画に基づく返済が継続できる可能性のこと。個人再生手続では最も重視されるポイント。

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